会議の概要
2014年9月25日(木)、2015年度研修会として岩手県沿岸の被災地視察が開催されました。
バスにて大船渡市にあるシーパル大船渡へ向かい、大船渡津波伝承館館長の齊藤氏より、自身が体験された東日本大震災の講和を動画とともにいただきました。大船渡市では340名の尊い命が失われ、今なお79名の行方不明者がいるとの状況をお聞きしました。その後、陸前高田市へと移動し、震災前は道の駅であった高田松原に設置されている慰霊碑にて、参加者一人ひとりによる献花を行い哀悼の意を表しました。また、東日本大震災の際、約7万本あった中で奇跡的に1本の松が倒れずに残り、震災直後から復興のシンボルと捉えられている「奇跡の一本松」を視察し、津波による被害の大きさを感じました。
そのほか車窓からは、津波で流された住宅地跡を再び整備して一日も早く復興しようとする状況が見られ、地元住民の復興への強い思いを肌で感じることが出来ました。
東日本大震災の発生から約3年半が経過し、復興への意識が若干でも薄らいでいると感じつつある中、今年度の研修において、震災での経験を風化させることなく、更に大きな想いへとつなげ、これからも海岸林再生プロジェクトなどを含め、我々が出来る限りの支援を続けていくことを改めて意識できる研修会となりました。