会議の概要
2013年9月25日(水)、ラマダホテル大阪にて2014年度研修会が開催されました。
今回講師として、東京大学大学院工学研究科マテリアル工学専攻教授の後藤芳一先生をお招きし、「化学産業の現状認識と今後の展望~今何を為すべきか~」と題し、ご講演を頂きました。
後藤先生は東京工業大学を卒業後通商産業省(現経済産業省)に入省され、医療福祉、標準化、環境、中小企業支援など様々な職務を歴任され、様々な業種、分野、人をつなぐ仕事に関わってこられました。現職においても、素材メーカーと加工メーカーをつなぎ日本の「すり合わせ」の文化を活かした新しい事業、市場の創出の為、精力的に活動されています。
講演では我々化学産業を含めた素材産業の現状についてご説明頂くと共に、「化学産業がいま為すべきこと」として川上再構築、研究開発、川下展開の重要性についてご教示いただきました。
また先生のこれまでの活動である産学連携、共用品(ユニバーサルデザイン)などの事例についてもご紹介を頂き、発想の転換、人の繋がりにより化学産業が更に発展していく事の期待と激励を頂きました。労働組合として、産業政策を通して化学産業の発展に寄与していく事の重要性について認識を新たにしました。