会議の概要
2011年9月27日(火)、からすま京都ホテルにて2012年度研修会が開催されました。
講師には、元連合会長で、学校法人 日本社会事業大学理事長 鷲尾悦也氏をお迎えし、「労使関係における産別組織の役割」と題し約2時間にわたるご講演、質疑応答をおこないました。
- 組合役員は、経営者に本音をぶつけることができる得がたい経験を有する立場である。
- 労働協約は時間の経過とともに、また、一部の改定を繰り返すことにより、整合性のない可能性がある。できれば、毎年点検することを勧めたい。
- 組合員のために何を団体交渉すべきか取捨選択すること、そしてそれを踏まえ、本音で交渉することが、組合員の信頼、会社の信頼につながる。
などの、これまで長年労働組合活動に携わり、経験から得られたご意見を伺うことができました。
【主な質疑応答】
質 問 | : | 産業政策活動には、政治に関る取り組みが必要であるという認識があります。産別組織として、どのように対応すべきでしょうか。 |
鷲尾氏 | : | 皆さんが、自分たちの思いを主張できる議員とのつながりをつくって、そして、自分たちの思いをしっかり主張すべきだと思います。 |
質 問 | : | 組合活動は、会社経営の下支えとなっていることを、労働組合も会社経営者もお互い認識していますが、中間管理層の理解がなかなか深まりません。 |
鷲尾氏 | : | 中間管理職を対象とした労働組合研修を、会社経営者に要求してください。労働組合の必要性を会社全体で理解することを徹底するよう努めてください。 |
以上